当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

100均グッズで製作したガンプラ用自作撮影ブースの背景を真っ黒にする方法

自作の撮影ブースの背景が想像以上に黒くなりました。

みなさんはガンプラの撮影ブースはどうしていますか?
ガンプラ製作後の楽しみは、キットの撮影という方も多いかと思います。

私は典型的なリビングモデラーのため、恥ずかしながら撮影ブースを広げらるようなスペースがありません。

というか、撮影の度にブースの設置や片付けをしている時間がないと言ったほうが正しいかもしれません。

同じような環境の方はもしかしたら結構多いんじゃないでしょうか。

リビングモデラーの味方、100均グッズで撮影ブースを自作する

では私はどのように撮影しているかと言うと、SNSなどで色々な方が紹介されている下記の物を利用しています。

撮影ブース製作に使用した100均の収納ケース

100均の収納ケース(白と黒)

撮影ブース製作に使用した100均の非常用ライト

100均の非常用ライト×2

どちらもダイソーで購入しました。

ケースの大きさも標準サイズの1/144スケールキットを撮影する分にはちょうど良く、設置も片付けも簡単です。

もちろん本格的な撮影ブースには及びませんが、私個人としては今の所十分満足できる写真が撮れています。

ちなみに、カメラはiPhoneSEの第二世代です。

ただ一つだけ気になる点があります。

それは黒い収納ケースが思ったほど黒くないということ。

実際に撮影した写真はこちらになりますが、露出をマイナス補正してみてもなかなか締まった黒背景にはなりません。

撮影技術の不足やカメラの性能という要因もあるかもしれませんが、黒というよりチャコールグレーと言ったほうがいいかも。

撮影した結果は黒背景というよりチャコールグレー

そこで、今回はケース自体を黒で塗装してみることにしました。

自作撮影ブースをターナーの暗黒ブラックで理想の黒背景に

塗料として缶スプレーも考えたんですが、作業できる時間帯が基本的に平日寝る前の私には、ちょっと厳しいのでやめました。

ちなみに、これはツヤ消しクリアを吹くのにも通じる悩みですね。こちらは避けて通れない作業なので、夜のうちに準備しておいて朝早く(冬場はとても無理ですが)や休日日中のスキマ時間でおこなっています。

そんなわけで私が選んだのは、こちらのターナーアクリルガッシュ暗黒ブラックです。

筆と水があれば、リビングのこたつに入りながら塗れるは大きな利点ですね。

きれいな塗装面は求めなくてもOK

さて、その暗黒ブラックですが、絵の具2に対して水1くらいの割合で、なるべく大きいサイズの平筆で塗ったほうが効率がいいかと思います。

かなり真っ黒になるようなので、きれいな塗装面はあまり必要ないと思います。筆ムラはあまり気にせずに、ササッと塗っていきました。

そのようにして半分まで塗った状態がこちらです。
想像以上に暗黒でビックリです!ちなみに、撮影時の露出は-1に設定しました。

ケースの半分を暗黒ブラックで塗り撮影したHGUC百式
ケースの半分を暗黒ブラックで塗り撮影したHGUCシャア専用ズゴック

右側の未塗装部分はプラスチック特有の光の反射で明るくなっていますが、暗黒ブラックを塗った左半分はライトの光が反射されず、結果キットが浮かび上がって見えます。

百式のような金色のMSは特に映えると思います。薄暗い堂内の仏像にグッと来る感じに近いでしょうか。

もう一枚のシャア専用ズゴックのように、赤ベースの機体もいい感じに撮影できると思いました。

暗黒ブラックは自作撮影ブース以外にも工夫次第でまだまだ色々使えそう

予想以上の結果に居ても立っても居られないので、残り半分も塗ってしまいました。

撮影ブースの塗装がすべて完了した状態で再度撮影した写真がこちらです。

完全に暗黒ブラックで塗装した撮影ブースで撮影したHGUUC百式
完全に暗黒ブラックで塗装した撮影ブースで撮影したHGUUCシャア専用ズゴック

ライトからの光をほぼ吸収して、キットが浮かび上がって見えます。

注意点としては、暗黒ブラックの公式サイトにも記載されていますが、塗装面を濡らしたり、触れたりしない方が良いとのことです。撮影時は撮影ブースにキットをそっと設置したほうが良いでしょう。

ちなみに、塗膜保護のためにつや消しクリアを吹けないか気になったので、失敗しても害のないケース外側に暗黒ブラックを塗って試してみました。

暗黒ブラックにつや消しクリアを吹くと白くなってしまう

下側1/3がつや消しクリアを吹いた部分

私がいつも使用しているホームセンターで買えるつや消しクリアでは、塗装面が白くなってしまいました。

ちょっと手を加えただけで撮影が楽しくなりそう

今回は私としては珍しく大成功の事例となりました。今後の撮影はこの黒背景の自作撮影ブースをメインで撮っていきたいと思います。

アクションベースも同様に塗ってみれば、ほんとに浮いてるように見えるかもしれません。工夫次第で撮影の幅も広がりそうです。

そうそう、ドムや黒い三連星用MSのように黒ベースの機体ではどのように写るのかも気になりますね。ただ、それらがいつ手に入るのかはわからないので、入手できる日を気長に待ちたいと思います。