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[HGUC キュベレイ]ウェザリング+部分塗装で手軽にガンプラへの質感表現!

今回はHGUC キュベレイ(リバイブ版)を、成型色を活かしつつ、ウェザリングと部分塗装で完成させました。

こちらは2015年12月19日発売1,980円(税込)の製品です。
見た目に反し可動域が優秀(なんと指も可動します)なので、迫力のあるポーズが再現可能となっています。

合わせ目についてはいくつかありますが、目立つのは前腕と踵部分くらいです。ほかのMSだと処理に時間を取られる兵装がファンネルとビームガン(ビームサーベル)のみのため、合わせ目処理の必要がなく、これまでのキットより短時間で組み立てられました。

また、リバイブ版のキットに多い足裏の肉抜き穴もないので、どのアングルからの鑑賞にも耐えられる造形となっています。

しかも、HGとしては珍しい指が可動する構造のため、キュベレイ特有の手をグワっと広げるようなポーズをつけることができますよ。この指パーツは親指以外一体型のパーツですが、切り離すことで個別に動かせるようになり、より繊細なポーズをつけることが可能になります。私も今回試みたので後述します。

キュベレとは切っても切れないMS百式。

hguc百式、キュベレイ、ジ・オ

ティターンズのジ・オ、エウーゴの百式、ネオ・ジオンのキュベレイ、グリプス戦役最終決戦トリオです。


HGUC キュベレイの改修箇所

合わせ目消し

このHGUC キュベレイで、私が今回合わせ目消し処理をおこなった箇所は以下のとおりです。

腕のグレーパーツにも合わせ目ができますが、前腕パーツに覆われてほとんど見えなくなるので処理を見送りました。

  • 前腕パーツ
  • 両肩パーツ
  • 胸部パーツ
  • 両足パーツのかかと部分

指パーツの切り離し

前述の通り、このHGUC キュベレイは指パーツが可動する構造になっていますが、親指以外は一体型となっているため、すべての指が連動して動いてしまいます。
そのようなわけで、今回は指パーツを切り離し個別に動きを付けられるようにしました。

指パーツの分離は、ニッパーではなくデザインナイフで切り取ります。
切り口がバリのようになってしまった部分はそのままデザインナイフで切り取って、仕上げにヤスリがけをおこないました。

少し面倒な作業ですが、これをおこなうと手のポージングが格段にかっこよくなるのでオススメです。

HGUCキュベレイハンドパーツの切り離し

HGUC キュベレイの部分塗装

HGキュベレイは色分けが優秀なキットですが、ピンク色の一部に色がないため部分塗装をおないました。

また、情報量を増やすために肩バインダー内の動力部分やパイプ、兵装などにも合わせておこなっています。

頭部

カメラアイをガンダムマーカーEXのロイヤルレッド塗りました。

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肩バインダー内側全体•外側のくぼみと前腕の破線状モールド

ガンダムマーカーの蛍光ピンクで塗りました。色味が成型色と比べて明るいので、後ほどウェザリングカラーで調整をしています。

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動力パイプ・肩バインダー内側の動力部・ハンドパーツ・膝パット内側・足裏

ガンダムマーカEXのメッキシルバーで塗り、乾燥後につや消しクリアーを吹いてからリアルタッチマーカーのグレー3で塗っています。
肩バインダーの動力部の一部は情報量を増やすため、メッキシルバーをそのまま残したり、リアルタッチマーカのレッドで塗った箇所もあります。

メッキシルバーからのリアルタッチグレー3は、かなり渋いガンメタ調になるので個人的にお気に入りの組み合わせです。

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右側半分がリアルタッチマーカーまで塗ったパーツです。

首後部の動力パイプ・兵装(ファンネル、ビームサーベル•ビームガン)

前述同様、ガンダムマーカEXのメッキシルバーで塗り、乾燥後につや消しクリアーを吹いてからリアルタッチマーカーのレッドで塗っています。

兵装は他のピンク色と同色の成形色ですが、アクセントを加えるため、メタリックな赤としました。特にファンネルは強調したい部分でもあるので満足いく結果になったと思います。

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HGUC キュベレイのウェザリング

初心者にもおすすめ、成形色へのウェザリング

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  • ウェザリング
  • ガンプラ
  • 作業工程

HGUC キュベレイのパーツ別フィルタリング

フィルタリングを行う前に、ウェザリングカラーの乗りを良くするため、まずは全パーツにつや消しクリアを吹いておきます。

ウェザリングカラーの拭き取りや使用後の筆の洗浄には専用の薄め液を使用します。

第一段階

全体

  • マルチグレー(ウェザリングカラー)
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第二段階

ピンクパーツ

  • レイヤーバイオレット(ウェザリングカラー)
  • グレースレッド(ウェザリングカラー)

特に部分塗装でピンクに塗った箇所をできるだけ成形色に近づけるようにしました。
まあ、完全に同じにはできないのでほどほどですが。

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第三段階

紫パーツと青パーツ

  • レイヤーバイオレット(ウェザリングカラー)
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第四段階

全体

  • マルチホワイト(ウェザリングカラー)
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この段階では筆についた塗料はキッチンペーパー等で拭き取り、塗るというよりはこする感じで微妙に色を乗せていきました。

ドライブラシ

アクリルガッシュのターナージャパネクスカラー黒銀でドライブラシを施しました。普通の銀色より落ち着いた色味の銀色なので、比較的時間が経過したダメージ表現になります。

チッピング

クレオスの水性ホビーカラー焼鉄色でおこないました。
最初はエッジ部分を中心におこない、自分のイメージしているダメージ量に合わせて面に対しても施します。

キュベレイとハマーンといえど、デブリ飛び交う戦闘空域で無傷のままとはいかないと思いますが、かと言ってゴリゴリに傷つけるのもイメージにそぐわないので、そこは他のキットの時よりは抑え気味におこなっています。

スミ入れ

フィルタリングをおこなった際にモールドへのスミ入れもできていましたが、途中の作業で薄くなったりしている箇所には、ウェザリングカラーのマルチブラックで再度スミ入れをおこないました。

ウェザリングマスターによるHGUC キュベレイの仕上げ

ボディの所々にはタミヤウェザリングマスターDセットのオイルを塗り、これまでつけてきた汚れや立体感を補強しています。

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あと、その時の気分の色のウェザリングカラーを薄く塗って色の変化を出しています。
今回はピンクパーツ部分の変色表現として、スポットイエローをごく薄く塗ってみました。

最後につや消しクリアを吹いて完成です。

今回のHGキュベレイで一番難しかったのは、ウェザリングカラーの最初の一塗りでした。やはりキュベレイといえば他のモデラーさんが製作しているパール塗装やキャンディー塗装の美しい作品です。そういう作品を見てしまうとやはりウェザリングをすることに躊躇してしまうんですよね。それでも覚悟を決めてやってみると、使い込まれた質感が表現できて楽しくなりました。何より、要所を押さえて控えめな汚しをつけるいい練習になったことが、今回最大の収穫だったと思います。

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