HGUC MSM-07S シャア専用ズゴック 成型色ウェザリング仕上げ(合わせ目処理)
HGUCシャア専用ズゴックの成型色を生かしつつ、部分塗装やウェザリングで仕上げていきます。
前回のHGUC百式ではランナー状態でスミ入れなどおこないましたが、今回は一旦仮組みをおこなった上で作業を進めていこうと思います。
想像以上に少ない合わせ目個所
HGUCシャア専用ズゴックで合わせ目が発生する個所は、以下の通りです。
- 胴体
- 腕部
- 背面の推進装置
- 脚部
写真は撮ったタイミングの関係で、推進装置の合わせ目消しはすでにおこなった後のものとなりますが、思った以上に合わせ目が少ないですね。
しかも、脚部に至っては段落ちモールドになっているので、合わせ目を消す必要はなさそう。
胴体も前後でパネルを組合せている構造と考えてみると、自然な合わせ目とも思えますが、今回は合わせ目処理の練習も兼ねているので箱絵を参考にして消すことにします。
腕部と推進装置の合わせ目消しは、タミヤの流し込み接着剤でおこなったのですが、よく見ると、いやよく見なくても推進装置の合わせ目部分が変色しています。ただ、これは接着剤による合わせ目消しではある程度しょうがないことのようです。
でも、全塗装ならいいのですが、成型色仕上げではこの変色は結構気になります。
ランナーパテによる合わせ目消しに挑戦
そこで他に方法がないものか調べたところ、ランナーパテという手法があったので試してみました。
対象部位は胴体部分です。
まず、胴体のピンクと同じランナーを細かく切り、ガラス瓶に入れます。そこに合わせ目消しでも使用した流し込み接着剤を入れていきます。
接着剤の量は、瓶に入っっているランナー片がギリギリ浸るくらいでしょうか。
その後は、ランナーが溶けてパテ状になるまで1日ほど置いておきます。
接着剤を入れる前のランナー片
接着剤を入れ1日置いて完成させたランナーパテ
ちなみに、瓶に直接それらを入れると使い終わった後のランナーパテの処分に困りそうです。なので私は100均で買ったお弁当用のアルミ容器を2枚ほど重ね、瓶に敷いてから作業をおこないました。
こうしておけば、使い終わったパテはそのまま乾燥させた後アルミで包んで処分できますし、瓶も再利用できます。
あと、とても大事なことですが、接着剤を瓶に注ぐときはガラスかステンレス製の棒を使ったほうがいいいと思います。使わないと接着剤がこぼれてしまい、大惨事になってしまいます。
ちなみに私は100均のマドラーを使っています。
いよいよ実践
では、早速胴体パーツにランナーパテを塗っていきます。断面に適量を塗って組み合わせ、1日乾燥させるとこのようになりました。
ちょっと不安になりますね…。
でもはみ出した部分をデザインナイフでカットしていくと、接着剤だけでおこなった合わせ目消しの状態より、確実に色が馴染んでいるのがわかります。ここまで来たら後は黙々とヤスリがけするだけです。
今回は新たに購入した3Mのスポンジヤスリ300番を使います。
今まで400番から始めていましたが、ランナーパテはバリもそれなりに出てしまうので、もう一段荒目からスタートすることにしました。
時系列的にだいぶ後の写真ですが、合わせ目消しの結果です。
近づくとまだまだ荒い仕上がりですが、遠目に見入る分には合わせ目だと大分わかりにくくなった気がします。このあとウェザリングもおこなうのでもう少し目立たなくできるかもしれません。
ということで今回はここまでとして、次回はその他の工作と部分塗装やフィルタリングに進もうと思います。