【HGUC ジ・オ(ジオ)】製作工程(合わせ目処理・部分塗装・ウェザリング)
今回はHGUCジ・オの製作工程をまとめました。20年以上前のキットのため、最近のキットに比べて合わせ目処理が必要な箇所が多めです。また、パーツの色分けについてもスラスター内部の緑など再現されていない箇所がいくつかあるで部分塗装が必要でした。
ただし、スタイルはジ・オ特有の重量感が素晴らしく再現できているので、少しの手間を掛けることで一気にクオリティーがアップするキットだと思います。
部分塗装まで終えた状態(全面)
部分塗装まで終えた状態(背面)
部分塗装まで終えた状態(側面)
【HGUC ジ・オ】の改修箇所
合わせ目消し
このHGUC ジ・オで、私が今回合わせ目消し処理をおこなった箇所は以下のとおりです。
私の感覚ではありますが、目立つ箇所と目立たない箇所に分けてみました。
目立つ合わせ目箇所
- 頭部パーツ
- 肩パーツ
- 前腕部パーツ
- 上半身パーツ
- ビームライフル
ただし、上半身パーツは前後の合わせ目についてはパネルラインということにして、首元のドーム上の部分のみ処理しました。
上半身パーツは、赤枠部分で合わせ目処理をおこないました。
目立たない合わせ目箇所
アグレッシブなポージングができるキットではないですし、ほとんどの箇所がスカートや外装パーツに隠れるため、以下の部分んお合わせ目は目立たないと思います。
私は太ももの外装パーツのみ合わせ目処理をおこない、それ以外はそのままにしました。
- 太もも外装パーツ
- 太もも内装パーツ
- 足首内部パーツ
【HGUC ジ・オ】の部分塗装
HGジ・オで部分塗装をおこなったのは以下の箇所になります。
頭頂部カメラ・動力パイプの基部・スネの突起・肩パーツの胴体パーツへの接合部・スカートとバックパックの裏側・足の裏
ガンダムマーカーEXのヘビーガンメタリックを塗りました。頭部カメラとスネには、つや消しクリアを吹いた後にリアルタッチマーカーのブルーを塗り、紺色パーツの色味に近づけました。
スカートとバックパック裏側の一部にはガンダムマーカーEXのシャインシルバーも使用しています。
前腕部の動力パイプ基部とビームソードの柄
ガンダムマーカーのイエローで塗りました。ただ、色味が成型色と比べて明るすぎて、この後の色味の調整に苦労しました。
色味の調整はウェザリングカラーのマルチホワイトやホワイトダストを何度も塗り重ね、時々ウェザリングマスターDセットのイエローを加えています。
こんなことなら、黄色にこだわらずにヘビーガンメタリックを塗っても良かったかもしれません。
【HGUC ジ・オ】のウェザリング
初心者にもおすすめ!ウェザリングで成形色のガンプラをかっこよく質感アップ
- ウェザリング
- ガンプラ
- 作業工程
HGUC ジ・オパーツ別フィルタリング
フィルタリングを行う前に、ウェザリングカラーの乗りを良くするため、まずは全パーツにつや消しクリアを吹いておきます。
私が使用しているのはアサヒペンのクリエイティブカラースプレーつや消しクリアです。
このつや消しスプレーはコスパと品質のバランスが良く、すぐに必要な場合でも近所のホームセンターで入手できるので、仕事帰りに購入できて便利です。
ウェザリングカラーの拭き取りや使用後の筆の洗浄には、専用の薄め液を使用しています。
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第二段階
第三段階
スミ入れ
黄色パーツ
- シェイドブラウン(ウェザリングカラー)
はみ出した部分は消さずに溶剤でぼかしてグラデーション化しました。
赤パーツ
マルチブラック(ウェザリングカラー)
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クレオスの水性ホビーカラー焼鉄色でおこないました。
最初はエッジ部分を中心におこない、自分のイメージしているダメージ量に合わせて面に対しても施します。
ドライブラシ
アクリルガッシュのターナージャパネクスカラー黒銀でドライブラシを施しました。普通の銀色より落ち着いた色味の銀色なので、比較的時間が経過したダメージ表現になります。
チッピングとドライブラシまで終えたパーツの一部
【HGUC ジ・オ】の仕上げ
ボディの所々にはタミヤウェザリングマスターDセットのオイルを塗り、これまでつけてきた汚れや立体感を補強しています。更にウェザリングマスターBセットのススで汚れに微妙な変化を加えます。
あと、その時の気分の色のウェザリングカラーを薄く塗って色の変化を出しています。
今回はスポットイエローをドライブラシの要領で薄く塗ってみました。
最後につや消しクリアを吹いて完成です。